旧黒羽町の須賀川地区(旧須賀川村)全体に呼びかけて、
2012年5月にやみぞあづまっぺ協議会を設立しました。
少子高齢化が進み、地域活性化を考えた時、何か出来ることはないかと、
そんな想いを持ったメンバーが集まって始まった
八溝山麓の紅茶物語。
何かやりたいという思い
この協議会の特徴は、行政関係の当て職に関係なく、「この指止まれ」方式で、地元の活性化に関心や興味を持っている住民、40代の女性をはじめとする老若男女22名で結成されております。その有志で集まった人たちで、荒廃した茶畑の再生に向けてスタートしました。
それ以外にも、秋の収穫感謝祭時には、普段活動に参加していなくても協力してくれる準会員や那須町からの須賀川応援団員がおります。
協議会として何が出来るか、地域資源は何かをワークショップを通して掘り起こし、地域の課題を整理しました。その中から都市住民の農業農村体験の受入の可能性、特産品の開発として、緑茶に使う茶葉を使った紅茶の商品開発に取り組むことになりました。
農業農村体験受入れ
農業農村体験として、茶摘体験、門松作り、竹箒つくり、木の実クラフト、蒟蒻あわせ、そば打ち体験等を行ってきました。
都市住民が須賀川地区を第二のふる里と思ってくれるように、のんびりゆったりしていただき須賀川のファンになってもらえるように考えています。
紅茶の商品開発
紅茶専門店の方には、紅茶を完成するまでのストーリーを一緒に考えて頂き、紅茶を定期的に試飲する事によって、茶葉の量、蒸らす時間によって味の変化があることを学びました。また、紅茶専門店が主催する「紅茶教室」に自主的に参加していた4名の女性の熱意と行動力が紅茶商品化を進める大きな原動力になりました。
また、製茶工場の方には、主に茶畑の栽培管理及び荒茶のゴミ取り方法等についてなどをご指導いただきました。男性を中心とする作業メンバーによる、完熟堆肥の施肥や整枝作業をしたことによって、今では見違えるような茶畑になっております。
これらの協議会の取り組みを、雲巌寺の住職に認められて、住職が紅茶の名をつけてくださいました。そして「雲巌の静謐」が誕生しました。
この「八溝山麓紅茶物語」のWebサイトは、
やみぞあづまっぺ協議会の一連の活動と、
北限の紅茶 那須雲巖の静謐を紹介するサイトになります。